女性カメラマン“キャサリン”こと希麻倫子(かたせ梨乃)は、年明けに京南大學(xué)文學(xué)部教授?大藤(清水紘治)主催のパーティーに招かれた。一同は食事の前に恒例となっている百人一首を始めることに。その席で、読み手の大藤が突然、奇妙な聲をあげた。なぜか和泉式部の札がまったく違う古びた札に差し替えられており、しかも絵の回りが黒く縁取られて塗られていたのだ。京南大學(xué)內(nèi)で和泉式部と呼ばれている美女?いずみ(宮田早苗)は「演技が悪いわ。誰(shuí)かの嫌がらせかしら」と機(jī)嫌を損ねる。すっかり場(chǎng)がしらけ、みんな食事を始めると、今度は突然いずみがうめき聲をあげて息絶えてしまう。通報(bào)を受けて京都府警の狩矢警部(西岡徳馬)と橋口刑事(坂本あきら)が駆けつけた。狩屋は顔見知りの倫子に協(xié)力を仰ぎ、いずみの死因について捜査を開始する。