『三十六人の乗客』の共同腳色者の1人、井手雅人が腳本を、『大江戸風(fēng)雲(yún)絵巻 天の眼』の大曾根辰保が監(jiān)督し、同じく石本秀雄が撮影を擔(dān)當(dāng)し、映畫界、新派、新劇、歌舞伎界における製作當(dāng)時のトップスターを惜し気もなく起用、巨費(fèi)を投じて大セットを製作し大好評を得た豪華絵巻。播州赤穂城主淺野內(nèi)匠頭は、高家筆頭吉良上野介から受けた恥辱にたえかねて殿中刃傷に及んだが、加古川本蔵にさえぎられて吉良を討損じた。お家斷絶、內(nèi)匠頭は切腹。家老大石內(nèi)蔵助は、無事に城を明渡し、家臣を離散させた。だが、その胸中には、主君の無念を晴らすべく、固い誓いが數(shù)十人の連判狀と共に秘められているのだった。その時、內(nèi)匠頭の近習(xí)早野勘平は、事件の當(dāng)日腰元おかると戀に耽り、大事な場に居合わさなかったため、申し訳のため自刃しようとしたが???。