東西商事の社長白川貴司は婿養(yǎng)子で妻の玲子は病弱の為夫婦生活も淡白である。そんな社長に取り入って肉體関係を結(jié)んでいる秘書の水上光子は姦計に長じた女で、社長を唆かして妻を自殺に追い込んで妻名儀の財産を手に入れさせようと計畫する。一方社員の今村圭志を誘惑して関係し、社長の嫉妬心を掻き立てると共に彼に金を貢がせその上今村の戀人で銀行員の沢井マリを利用してオンライン操作に依る犯罪を唆かす。白川の妻玲子は夫が光子と関係があり自分の命を狙っていると本能的に察知し、それに妊娠したことから子供を守る為離婚を決意して夫に申出る。養(yǎng)父の遣産は総て妻名儀の現(xiàn)在離婚すれば無財産となりその上社長の地位も失う。意を決した貴司は妻に毒薬を飲ませ殺害、死體を海に投じて自殺を裝わせる。警察も自殺と斷定したことから全財産を手にした貴司は株券を処分した一億円を光子に與え彼女の歓心を買う。一... (展開全部)
上一篇:東家喜見招,社甕開新嘗
下一篇:明朝重九渾瀟灑,莫使尊前欠一枝