「社會の端っこで生きてる、みたいな感覚、捨てたいよ」大阪で暮らす車いすユーザーの朝子は、休日に親友の芳乃と映畫を見に行く。しかし、映畫館の車いすシートは最前列の端。無虹彩(むこうさい)癥で強い光が苦手な芳乃は最後列に座り、離ればなれになってしまう。夜、ふたりは映畫館でのできごとを振り返り、日頃から感じている思いを打ち明ける――これはきっと、どこにでもある物語。そして、すべての人のための物語。
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