福原太一(石塚英彥)は、警視庁捜査一課の警部。キレ者として名高いが、同時に食に対する探究心も人一倍旺盛なものがある。ある休日、福原は友人と奧多摩に渓流釣りに出かける。ところが、夜更けにパトカーのサイレンが聞こえてきたため、福原は音を頼りにパトカーの止まっている一軒の家の前に駆けつける。実はこの家の住人で八王子でスナックを経営している川井真理子(山口いづみ)が死體で発見されていたのだった。刑事たちがあわただしく出入りする中、福原は、何事かと室內(nèi)に入っていくが、たちまち刑事に外に連れ出されてしまう。休暇中で警察手帳を所持していなかったため、福原はどうすることもできない。翌日、奧多摩署の捜査本部が設(shè)置され、警視庁から捜査主任として福原が、部下の北島刑事(賀集利樹)とともに派遣される。捜査本部には、前夜事件現(xiàn)場で福原を追い立てた刑事の顔も見えた。奧多摩署の南... (展開全部)