一三時(shí)五〇分羽田発仙臺(tái)経由北海道行“ダグラスＤＣ－3”の乗務(wù)員は次の四人である。機(jī)長は山本で、飛行時(shí)間五〇〇〇時(shí)間をもつエキスパート。副操縦士の原は、山本の妹と戀仲だ。スチュワーデスは大野と並木の二人。－－空港ロビーのテレビに、殺人強(qiáng)盜現(xiàn)場(chǎng)が映し出された。兇器は拳銃、容疑者として木田正太郎が指名された。左足は義足だという?！哎昆哎楗梗模茫?”は離陸した。乗客の和子の眼が、同席の石川の左足に釘づけされた。義足。背広のネームは「石川」でなく「木田」。殺人犯に違いない。逃げようとする和子を、木田の眼ざしが制止した。拳銃が出された。機(jī)が下降し、ネーブルが木田の足許に転った。並木が拾おうとした時(shí)、木田の拳銃を見た。木田は操従室に入りこんだ。山本は、乗客の生命に害を加えないなら、八戸空港で木田を逃すことを約束した。機(jī)は滑走路に向ったが、そこには警察の手が廻ってい... (展開全部)