テレビスター宇野久美子は同僚に失戀し自殺を決意した。蕓の上でもゆきづまっていた。死體のあがらぬ伊豆の湖が、死場(chǎng)所にいいと思った。大阪行の車中で素人畫(huà)家に変裝し伊豆に著いた。雨に降られた彼女を、初老の紳士が車で自分のロッジに案內(nèi)した。一夜が明けるとその大池氏の姿は見(jiàn)えず、岸辺に一艘のボートが漂っていた。対岸のバンガローの管理人石倉(cāng)が、大池氏の死と刑事の到著を告げた。銀行家大池は浮貸しの回収不能から自殺したらしい。遺書(shū)には或る女性との死が暗示してあった。當(dāng)然、久美子に疑惑がかかった。大池の妻と長(zhǎng)男も駈けつけてきた。長(zhǎng)男の隆は久美子につきまとい、薪箱にあったと、彼女の常用する催眠薬プロミディアを渡した。翌朝、死體引揚(yáng)げのため船が出された。何者かに船は覆えされ、久美子は湖中に落ちた。窒息寸前を救われた久美子はそのことが大池氏を追って心中したと見(jiàn)られていること... (展開(kāi)全部)