網(wǎng)走刑務(wù)所を脫走した七人の死刑囚たち。だが、猛烈な吹雪と飢え、そして仲間割れで梢一郎と國(guó)巖邦造の二人だけが生き殘った。極道仲間の剛田とその仲間に警備員殺害の罪を被せられ服役していた梢は、國(guó)巖と別れた剛田らの消息を追って札幌へ向かう。剛田の情婦?時(shí)子のアパートをつきとめた梢は、時(shí)子の案內(nèi)で剛田のいる小樽へと向かった。剛田に捨てられた時(shí)子は梢に、剛田の黒幕で函館の北海興業(yè)社長(zhǎng)?松井田が梢を殺人犯に仕立てあげたこと、さらには梢の妹母子を轢き殺したことを教えた。 函館に乗り込んだ梢は、國(guó)巖から松井田が一億円の列車強(qiáng)盜を計(jì)畫(huà)している事を知らされる。國(guó)巖は、梢だけが自分を友人扱いにしてくれたために、命をかけて役立とうとするのだった。國(guó)巖の応援を得て、梢は燃える復(fù)讐心と共に雪原を邁進(jìn)する列車へ乗り込むが…。