1975年。富士山麓に特設された野外大ステージ。ここで「西城秀樹?全國縦斷サマーフェスティバル」の幕は切って落された。東京から、関東から、関西から、続々と集まるヒデキファン。ヒデキの登場を待つ顔、顔、顔。突然、巨大なスピーカーボックスからサウンドがほとばしり、場內は騒然となった。唄うヒデキ、エキサイティングなアクションで叫ぶヒデキ。オープニング?フェスティバルは爆発した。札幌→秋田→盛岡→仙臺→広島……。フェスティバルの踏破距離五千キロ。各地のファンと熱い交歓をかわすエネルギッシュなヒデキ。宮崎の海岸。旅の合間に一日設けられたヒデキとスタッフの慰労の日。人気のない砂浜で、思い思いに夏を楽しむ。沖縄の夏。青い海の中。水中カメラが捉えた美しい熱帯魚の群れが、さっと散って、ヒデキの鍛えられた肉體が力強く水を蹴る。大阪球場-エンディング?フェスティバル。マン... (展開全部)