奧州伊達(dá)藩六十二萬石の居城、青葉城。井伊直人は剣術(shù)指南役だが、仕事はそっちのけで、將軍の娘の奧方に頭の上らぬ主君伊達(dá)忠宗を誘い出し、夜は城下の飲屋、晝は天守閣で晝寢というつとめぶり。ところが、この直人のところに押しかけ女房にやって來たのが、仙臺小町と言われる家老の娘定。だが喜んだのも束の間、定は婚禮の晩に直人に試合を所望。忠宗夫妻以下、婚禮の客立合いの下に直人と定は向い合った。ところが、勝負(fù)は無殘、直人は定にさんざんにやられてしまった。憤然とした直人は、翌日、用人の左內(nèi)を連れて江戸へ修行に旅立つことになった。しかし、持前の気性は直らず、専ら色の修行ばかり、半年で帰國したが、またもや定にやられて忽ち江戸に逆もどり。ところが一夜、江戸留守居役のお供で料亭に遊んだ直人は、蕓者君竜をみてびっくり仰天した。定とは全く瓜二つ。定の変裝ではないかと、直人は早速國許... (展開全部)
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