1937年の第二次上海事変後の上海を撮影した記録映畫。『北京』『戦ふ兵隊(duì)』と並ぶ亀井の記録映畫3部作の一つ。日中戦爭(zhēng)（支那事変）の発端となった蘆溝橋事件から武漢攻略までと、上海租界の記録映像などが映し出されている[1]。 　　戦意高揚(yáng)を目的とした作品であったが、亀井監(jiān)督の巧みな編集によって「戦爭(zhēng)の空しさをにじませる傑作」[2]となったとも言われる。