北海道のとある刑務(wù)所から一人の男が出てくる。森山耕作（阿部寛）が服役を終え仮出所してきたのだ。 　　刑務(wù)官に一禮した耕作は、近くに停められた車に近づく。運(yùn)転席には一人の女性が待っていた…。 　　一方、中標(biāo)津の牧場では、風(fēng)見民子（常盤貴子）の元を叔母の鈴江（高畑淳子）が訪れ、民子のひとり息子?武志（佐藤優(yōu)太郞）の変調(diào)を嘆いていた。５年前、目の前で耕作が逮捕される経験をした武志は、すっかり內(nèi)向的な性格になってしまい、ピアノばかりにのめりこむ少年になっていたのだ。さらにそこへ虻田（筧利夫）がやって來て、武志のピアノレッスンのために、ある男が風(fēng)見家へ頻繁に出入りしていることに懸念を訴える。そして虻田は民子に、耕作が出所したことを知らせる。刑務(wù)所に手紙を送っても一向に返事が來ないため耕作を忘れようとしていた民子の心にさざ波が立つ…。