人出に賑う江戸中期の淺草。 浪人の赤牛彌五右衛(wèi)門は旗本愚連隊(duì)と衝突するが、同志である土地の用心棒、母衣権兵衛(wèi)の出現(xiàn)でおさまる。さらにその夜、居酒屋でスゴ腕の浪人、荒牧源內(nèi)と大喧嘩をはじめるが、再び権兵衛(wèi)の手で落著する。源內(nèi)は巾著切り(スリ)のお新に貢がせて、湯女小芳のもとへ通っている女たらし。そんな浮気な源內(nèi)に翻弄され、お新は気が気でない。そのお新にひそかに想いを寄せる母衣権兵衛(wèi)。一方、赤牛の住む長(zhǎng)屋では、浪人の土居孫八郎が帰參を夢(mèng)みて妹おぶんと暮しているが、食うに困り、帰參に必要な若殿拝領(lǐng)の短刀を手離してしまう。その短刀は奇妙なめぐり合わせで源內(nèi)のもとへ。そうとは知らぬ孫八郎は赤牛に十両の報(bào)酬で短刀の探索を頼む………數(shù)々のエピソードが絡(luò)み合い、怒濤の結(jié)末へとなだれこむ!!