夏の高原を少年が駈ける。蝶のコレクター、伸之である。ここ秩父の山すその町に伸之の母が療養(yǎng)生活を送っており、伸之は見舞いをかねて、蝶を取っているのだった。ギラつく陽光、むせかえる草いきれ。伸之は躰の火照りをおさえきれず、素裸になってマスターベーションにふけり始めた。その時(shí)、一匹の蝶が眼の前をかすめた。珍蝶、キマダラルリツバメだ。蝶は少年の體液の匂いを慕うように舞い、飛んでいった。素裸のまま蝶を追って、元に戻ってくると、可愛い少女が伸之のシャツとズボンを著けて駆け去っていった。數(shù)日後、伸之は、あの少女、ルリ子からの手紙を受け取った。精神病院に無理矢理監(jiān)禁されているので助けてほしいというのだった。半信半疑の伸之だったが地図をたよりに出かけて行くと、確かに病院は存在し、ルリ子はいた。伸之は危険を犯してルリ子を救出したが、彼女は気まぐれな蝶のように途中で消えて... (展開全部)
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