クラブ「銀の城」--片隅に坐っていた石岡は、酒をあおっているニヒルな感じの男を見て、“俺が探していたのはこの男だ”とつぶやいた。石岡はかつて射撃の名手だったが、戦爭で右腕を失ってからは悪の世界にとびこんでいた。命知らずの男を殺し屋に仕立ててボスに売りこむのが彼の商売なのだ。中田というその男は、殺し屋になることをあっさり引受けた。その時、女給の千加子が中田に助けを求めた。ギャングに殺されるという。中田はギャングを毆り倒した。中田の射撃の腕はみるみる上達(dá)した。石岡には菊代という盲目の妹がいた。中田は菊代に、同情した。神戸の大學(xué)病院に行けば治るかもしれないという診斷だった。ボスの小寺が中田を買った。小寺は寫真を出して、この女を消せと言った。女は千加子だった。干加子は神戸のボス陳萬昌の情婦で、麻薬ルートの秘密を知っている彼女を陳は殺そうとして小寺に命じたのだ... (展開全部)
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