タイマツの正體は、権太夫の応援にかけつけた時の執(zhí)権松永弾正の軍隊だった。が、火打丸らは黒冠者の忍術(shù)によって危機を脫した。勘助は笛師の父四郎の許を訪ね、笛を貰いうけて都の奉行所に左近を訪れた。だが左近は丹波に向った後だった。紅菊が黒冠者の愛笛時雨丸の修理を頼みに又四郎の所に來た。足利將軍の紋章を役人に発見され、又四郎とともに代官所の牢につながれた。時雨丸とは、権太夫が弾正の命で十五年前に暗殺した足利義季愛用の笛だったのだ。當(dāng)の黒冠者は乳母のかつら木から自分の身分を聞かされていた。義季の遺児だったのだ。左近は丹波の山賊を退治したが、首領(lǐng)の玄九郎が代官所にいることを聞いた。代官所では玄九郎が白菊に妖術(shù)をかけていた。白菊は時雨丸とともに弾正の屋敷に送られた。代官所に著いた左近は、権太夫が杢內(nèi)を斬る現(xiàn)場を目撃した。杢內(nèi)は、左近が黃金孔雀城の王子の一人であること... (展開全部)