新藤兼人の最新作は、主演の大竹しのぶが'03年モスクワ映畫祭主演女優(yōu)賞を受賞した話題作。國の失政で餓死寸前にまで追い込まれた母娘が、生き抜くために男たちをたぶらかし、次々と毒殺していく顛末をブラックユーモア満載で描く。単純なプロットの連続で繋いだ密室劇の中に、人間の本質(zhì)を鋭く見つめる新藤監(jiān)督の演出が光る。不毛な土地となった東北の山奧にある希望ヶ丘開拓村。村人は次々と去り、最後まで取り殘された荒屋に住む母と娘は、激しい飢えに苦しんでいた。限界に達していたふたりは、生きるためにある計畫を思いつく。
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