今から四百數十年前…。 群雄割拠の戦國時代。 戦亂の世を制し平定したのは羽柴秀吉だった。 その天下統(tǒng)一の陰には、二人の軍師の活躍があった。 一人は竹中半兵衛(wèi)。そしてもう一人は黒田官兵衛(wèi)。 竹中半兵衛(wèi)の名を世に広めたのが、美濃?稲葉山城の乗っ取りである??椞镄砰Lも手を焼いた難攻不落の稲葉山城を、わずか16名の手勢で一夜にして奪い取り、主君?斉藤龍興の愚政を諫めると自らは隠居を申し出、あっさりと城を返上したのだった。 その頃、播磨の諸將たちは、東から迫る信長と西に絶大な力を夸る毛利に挾まれ、天下の行方をじっと見據えていた。 姫路城の城代で小寺政識に仕えていた黒田官兵衛(wèi)は、早くから信長の天下を予見し、自らも天下の政に組したいと秘かに野望を胸に抱いていた。 ある日、半兵衛(wèi)のことを聞いた官兵衛(wèi)は、どんな人物なのか見極めるため會いに行く。その道中、龍興の元家臣に... (展開全部)
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