南河內大學応援団親衛(wèi)隊に新たに加わった富山と北口の二人は、事もあろうに応援団の命とも言うべき大団旗をタバコの火で焦がして穴を開けてしまった。そのため隊長の青田赤道は、責任をとって腹を切らなくてはならなくなったが、責任回避の一計を案じた?,F(xiàn)在紛爭中の浪華大応援団を相手に大亂闘を引き起こし、その亂闘で破れたことにしたのだった。いつも弱い南河大野球部が珍らしく決勝まで勝ち進んだために、応援団としては本職の応援をしなければならなくなった。だが、試合中の旗手を勤める青田がやくざとの喧嘩で停學中のため、富山が大団旗を持つことになった。試合がたとえ何時間にも及ぼうともだ。毎年、南河大陸上部が出場する駅伝は、各中継地點で大団旗を掲揚して、自校のランナーを応援するために、応援団はトラックに大団旗を運んでランナーより先行するのだが、幹部連中は青田を困らせようとトラックを... (展開全部)
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